20030125-05


■プライマー&プロペラの塗装

プライマーをキールの接合部分を念入りに塗っているところ。
プライマーは塗料が剥げ落ちて、地の部分が見えている&見えそうな位塗料が落ちてきている部分に塗ります。

 

この穴は何でしょう?

正解は・・・
左:エンジン冷却水を取り入れる穴
中央:ヘッドへの水を取り入れる穴
右:ヘッドから出る穴

この部分は水が出入りするのでプライマーやペンキを避けるようにします。
丁度良い機会なので、先のとがった細いもので、一番左の穴の通りを良くしておくといいでしょう。
カノープスではこの他に、ポート側にギャレーの水の出口、スタボー側に洗面所の水の取り入れ口があります。

 

生物が取れて綺麗になったペラ。

プロペラ用塗料の手順は・・・
1:エッチングプライマー1回塗り
2:プロペラ用塗料(いつもはペラクリンを利用)2回塗り

亜鉛には塗料が付かないようにします。

 

塗料がちゃんと付くように、スポンジやサンドペーパーでペラとシャフトを磨きます。
ぐるぐる回って・・・磨きにくいじゃないかっ(^-^;

 

ペラ専用のプライマーを塗ったところ。

プロペラにプライマーを塗らずにプロペラ用の塗料を塗ると、高速で回転するものなのですぐにはげてしまうそうです。
金属に直接船底塗料を塗るのは腐食がおきやすいらしいです。

ペラとシャフトを支えている部分は・・・
1:プロペラ用(金属用)のプライマー(エッチングプライマー)を塗る
2:船底塗料を塗る
です。
船底塗料でなく、プロペラ用塗料を塗ってもいいですが、威力は船底塗料の方が良いとのこと。
プロペラ用塗料だけだと、1年後にはフジツボだらけになってしまいます。

他の部分と違って、水によく当たる部分なので、ペラとシャフト、それを支える部分には専用のプライマーを塗ります。

 

ペラクリンには2剤(プライマーと防汚剤)付いています。
これは防汚剤を塗っているところ。
他の部分よりもプロペラの部分は、すぐに塗ったものが落ちてしまうので、何度も重ね塗りをしました。